どうもこんにちは。柏目です。
先日、二次創作オンラインコミケ(同人誌即売会)”サガエアフェス3“にサガ スカーレットグレイスのイメージ作品を出展いたしました。コミケ出展といっても、私の場合、イラスト描いたり同人誌作ったりするのはハードルが高いということもあり、基本的にグッズ作品を出しております。
今回はレジンをつかったイメージアクセサリーを作成出品いたしました。
大きく分けて5種類、それぞれ指輪版と大きめ版(キーホルダー or 上乗せでペンダント)を作りました。
今回は、作った工程と作成した感想を記していこうと思います。
じぶんの作成メモも兼ねていますが、何よりレジンで作っていくのは楽しいと感じています。
読んでいただく方の作っていくときの参考になれば幸いです。
準備:作成対象のイメージあつめ
今回は、サガ スカーレット グレイス に出てくる5種類のイベントポイントを対象に作りますので、イメージを確認します。
全部で木・火・土・金・水の5種類あります。それぞれをゲームキャプチャ機能などで撮っておきます。
また、水のイベントポイント”精霊の湖”は専用の背景もあります。こちらも撮っておいて確認できるようにしておきます。
今回、作る対象全て立体的な構造になっています。
大地の牙に至っては説明文に「高くそびえている」とありますので、立体性をもって表現したいと思っていました。
準備:素材の想定と仕入れ
レジン液や台座類が必要なのは当然ですが、今回、そのほかの素材もいくつか必要でした。
ざっと覚えている限りで必要だった素材です。
- 石(ゴツゴツ味をもった素材)
→主に精霊の湖、地獄門の岩の部分用 - 枝つきドライフラワー
→精霊の湖の木の表現、万年桜、底なし沼(枝や、枝についている葉) - シェルパウダー
→大地の牙、精霊の湖の水面、万年桜の吹雪く桜のようなところ ほか - ラメパウパウダー
→色々なところのキラキラ用 - 金箔
→吹雪く桜の流れを出す用
今回用というわけではありませんでしたが、着色の関係は以下のものを使っています。
- 宝石の雫
→着色のメイン - 白のアクリル絵具
→主に大地の牙の白くそびえたつ部分用 - いろドロップ
→透明感より存在感を出したい部分に若干使用
各作品の作成過程と感想
途中で写真を撮っていないものも多いので、「工程」としつつも細かく書けないところもあります。
残っている写真などから、使用素材・工程についてなるべく記載していきます。
大地の牙
まずはじめに作ったのは金行・大地の牙です。
地色を元絵の紫色に、その上を白シェルパウターで鉱石感を出してみました。
また、真ん中に透明の半円ドーム型のレジンを別途作ったものを嵌めています。この半円ドームに沿わせるように色を塗ったりシェルパウターを立たせることで、立体感をもたせています。とはいっても、さらに外側に白アクリルで描いていますので、そびえたつというよりは白い模様がたなびいている感じになっています。
大きめ版の方は、真ん中の透明ドームに沿わせるように白アクリルで模様をつけました。
模様を強調して大地の牙の存在感を出す感じでは指輪サイズのほうが良いと思いますが、”そびえたつ”というテキストに対しては、こちらの方がうまくできたかな、と思っています。
いずれも共通していますが、立体的にするためにあらかじめ小型の半円サイズ程度のレジンをいれているため、表面をデコボコにしないように最後にしっかり盛り上げています。
どちらもかなり幻想的というかミステリアスに出来て、とても満足です。
精霊の湖
イベント時の背景イラストもあり、大変神秘的なイベントポイントです。
作るときも、神秘的イメージが出るように意識していました。
また、せっかく違う大きさのものをつくるので、指輪版はフィールドの表示に近いイメージで、大きめ版は背景イラストに近い感じで仕上げたいとも思っていました。
こちらも指輪版から製作を始めました。
出来上がりはこちらになります。
フィールド上のイベントポイント絵にある岩の素材を周囲に配置し、隙間から水が落ちている風を意識して作っています。
真ん中の緑色は、湖の中にある木のようなものをイメージして着色してみました。
「精霊の」とあるだけに湖にはキラキラしたものがありますので、白のラメパウダー(実際に使うとほぼ透明)を入れています。
続いて、大きめサイズ版です。
背景絵にある湖の中に浮かぶ木自体も入れたいと思っていました。
ですので、中の木のオブジェを先につくりました。
濃い赤色のドライフラワーを3個ほどつかい、レジンで固めます。
また、指輪版同様、湖の端には岩(の素材)を配置し、水が溢れる様子も表現しています。
とはいえ、結局これは上に乗せるレジンが多いこともあり、岩としての存在感は薄いですが・・・。
レジンで盛り上げる前はこんな感じでした。
実は、岩の外側に木が生えているのもそっと表現していました。結果的にはグラデーションがややついている程度の違いにしかなりませんでしたが・・・。
盛り上げる過程で表現したオブジェの写実感は薄れましたが、神秘的なイメージをつくり上げることができたので、レジンで盛り上げて良かったとは思っています。
万年桜
万年桜に関しては、指輪版も大きめ版も、ほぼ同じ工程と感覚で作りました。
まずは中にある桜の木イメージの部分を作りました。
フィールド上の桜は頂点から低い位置に向かってだんだん赤みが増していますので、封じ込める花も、一番奥(球形の真ん中)は比較的白いかすみ草、周囲はピンク色がはっきりしているもので構成しています。
実は、樹木の枝葉らしさを出したくて、半球体の型に全部レジンを入れるのではなく6割くらいの注入量で作っています。結果としては、地に敷いた濃い赤の花の色味の存在が増し、立体感を出すために一役買ってくれたと感じています。
こちらは大きめ版です。大きくなった分、華やかになったと思います。
こちらの作品は作成途中の写真もすこし多く撮っていたので、工程をもう少し書いておきます。
ちなみに、中心の桜イメージの部分はこんな感じで、すこしギザギザがありました。
また、下の写真は桜イメージのレジンを作ったあとの盛り上げ前のものです。
元のイラストでは緑地要素はないのですが、ここの地層は木行なので緑にしようと思っていました。乗せるとき、下には濃い赤のドライフラワーを敷いて固めています。
影のつもりで立体感出せる感じだと良いと思っていましたが、実際は影どころか存在感がかなり出ていました(笑)
どちらも華やかな仕上がりにできて、お気に入りです。
地獄門
こちらも指輪版とペンダント版ともにほぼ同じ作りかたをしました。
地獄門という名前もですが、イベントポイントのイメージもゴツゴツした感じで力強い感じですので、そのイメージを出したいと思っていました。
ですので、レジンで全部完全にドーム状に封入するのではなく、端っこの岩場のゴツゴツをやや残しています。
作り方は、基本の岩を精霊の湖同様周囲に敷き詰め、レジンで位置を固定させ、別途作った火山マグマのようなパーツ(こちらも半球の型からつくります)を、真ん中に嵌めます。
真ん中のパーツはなるべく金色ラメパウダー(火の粉イメージ)が見えるように、半球の型で作るときは、型の奥の方になるべくラメを入れるようにして作っています。
どちらも荒々しい出来上がりで、地獄門らしいつくりができたところが気に入っています。
底なし沼
こちらも指輪版・大きめ版ともに同じように作っています。
フィールド上では底なし沼の端に浮き草がありますが、外側に草だけ出すと強度が落ちそうな気がしたので、浮き草風な感じのを内側にいれています。
浮き草素材は、花素材で購入したときに一緒にある、葉の部分を使用しています。
また、沼にありがちな中途半端に浮いている茎とかもイメージしていたので、これも同じ花素材の枝(?)部分を使っています。
中心よりやや下に配置した赤い花は沼地に沈んでしまう人の服のつもりですが、言わなければワンポイントなアクセントに見えるんじゃないかと思います。
指輪版も大きめ版も、出来ばえは底なし沼とはかけ離れたアンティーク趣向も感じられる作品になりました。
個人的に好きな色合い気に入っていますが、何と言っても名前が”底なし沼”というのが、なんともイメージよろしくないでょうかね・・・?
おわりに
いかがでしたでしょうか。
ちなみに、オンラインコミケ”サガエアフェス”ですが、4回目の開催も予定があるとのことです。
オンラインということで出展側も一般参加側も大変参加しやすくなっており、ありがたい限りです。
また出展作品も用意して、開催時期までに何か新しいレジン作品を作りたいです。
ではでは〜。
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