推しゲー紹介:ファイナルファンタジーレジェンズ 光と闇の戦士

FFLタイトル画面 ゲーム全般

どうもこんにちは。柏目です。
今回は、ファイナルファンタジー(以降FF)作品のひとつ『ファイナルファンタジーレジェンズ 光と闇の戦士』(以降FFレジェンズ)について書いていきます。

このゲームは、

  • FFシリーズに興味ある
  • FF作品が好き
  • スクウェア時期のRPG作品が好き

という方に特に向いていると思います。

どういう作品か

もともとはフィーチャーフォン版(ガラケー版)で“懐かしくも新しいFF”として売り出されたゲームです。
FFといいつつもサガや聖剣伝説のシリーズなども彷彿とさせる要素が随所に見られ、スクウェアRPGが好きな方にとっては時折ニヤッとなることうけあいです。

グラフィックはドット絵時代のFFといった感じです。

フィールドグラフィック。昔のFFらしいドット絵で構成されています。

バトルシステムはFF5風であり、ジョブ制でゲージが満タンになった時にコマンド選択ができるアクティブタイムバトル(ATB)です。ジョブ依存の技や魔法の他に、サガシリーズで馴染みの閃き技(FFレジェンズ内ではフュージョンアビリティ)も取り入れられています。

FF5のようなATBゲージとジョブシステムがベース。そして”Fアビリティ(フュージョンアビリティ)”のコマンドもある。

もう少し詳しく-バトルシステム

ここからは、FF5のバトルシステムと違う点をいくつか列挙していきます。

全キャラが同じジョブを入手できない

FF5ではプレイアブルキャラ全員が同じクリスタルの欠片から同じジョブを入手できました。
ですが、今回は物語の序盤で4名ずつ別の世界に行くことになりますので、別れて以降旅の過程で入手できるジョブが変わってきます

別世界に行った後のジョブは以降の旅の過程で入手し、最下段に追加されていく。
8ジョブは全キャラ共通だが、最下段のジョブは4名ずつで変わる。

ジョブレベルとジョブポイント

FFレジェンズでは最大JLV(ジョブレベル)とJP(ジョブポイント)の設定があります。各ジョブ初期設定の3を超えた最大JLVにするにはJPを割り振って引き上げる必要があります。

最大JLVはデフォルト3(分母の水色が最大JLV)
JPを消費する事で最大JLVを引き上げられる。
最大JLVの上限は20。JLVを上げれば新しい技や魔法を覚えられるほか、ジョブ選択時のステータスも上がっていく。

このJPは主にシナリオが進むごとに手に入りますが、初回クリア時点では全てのジョブの最大JLVをカンストさせるほどは集まりません。とはいえ、ある程度アソビがあっても大丈夫な程度のJPは集まります。主にストーリーを進めれば増えていく性質がありますので、特に初見プレーではあまり気にしなくても良い範囲です。

ストーリーを進めたある時点でJPを手に入れられる。終盤までストーリーを進めれば必ず69JP得られる。

選択したジョブのJLVが上がればそのジョブのステータスも上がりますので、苦しい時は少しJPを振って育成するのもひとつです。

フュージョンアビリティ

ロマサガ2以降でいうところの『閃き』のようなものです。条件が揃えば、バトル中に閃く事で閃いた技を会得できます。サガシリーズの閃きとの大きな違いは、2種類の技・魔法を融合(フュージョン)させることで閃くところです。

モンク育成で覚える技「チャクラ」と竜騎士の技「ヒールブレス」をもとに閃く「ホワイトウィンド」

フュージョンアビリティは、一度閃くと通常のアビリティスロット欄とは別の『Fアビリティ』の中に増えます。閃いたキャラに付いた技なので、閃かない限り使えない反面ジョブやセットするアビリティを変えても使えるのが特徴です。

一度閃いていれば、白魔道士がモンクのようなアクロバティックな蹴りを放つ事も可能(実用性はともかく)

閃き方は、アビリティのスロット欄に派生元の技や魔法が使えるようにセットし、派生元のどちらかの技を使用することで閃けます。

派生元のどちらかの技を使っているとそのうち・・・
閃く!
※グラフィックは実際にプレーして確かめてください。

バトルシステムまとめ

制限があるおかげでキャラごとの特性をつけやすくなっている点は本作バトルシステムの魅力と言えます。
ですが、全ジョブマスターしたい場合はクリア後要素でJPを増やせますので、『とにかく最強にする!』という願望も叶える事も可能です。

もう少し詳しく-世界観・ストーリー

FFレジェンズの舞台は、大皇帝率いるアヴァロン帝国の侵略と、それに苦しむ勢力がいくつかあるという構図です。
始まり部分のストーリーは以下のような流れです。
ある日、クリスタルを祀っているルクス村の4人(+道中で加わった1名)が異変を察知してクリスタルルームに向かったところ、クリスタルを奪うべくアヴァロン帝国から派遣された4人と鉢合わせになります。その時クリスタルが砕け光の世界と闇の世界に分断され、クリスタルルームに集まったメンバーは半分ずつ光の世界と闇の世界に飛ばされてしまいます。

鉢合わせのシーン。この後世界が・・・

この時点でなんとなくわかる方は分かると思いますが、既に昔のFFのクリスタル要素だけではなく、クリスタルとは縁遠いFF2や他のスクウェアRPG作品要素も匂わせる、オマージュ濃度の高いストーリーです。この後も、出逢うキャラクターの名前や性格、街並みやダンジョンの至る所に何かを彷彿とさせる要素があります。そして、ラスボスの伏線回収とオマージュ濃度の濃さは鳥肌ものです。

魔道士の住処、ミシディア。町並みがまるで・・・。

スクウェアRPG作品が好きな方にとってはオマージュを含めた楽しみ方になると思います。

ですが、ここで強調したいのは、オマージュを混ぜてつつも、一つの独立したストーリーなのでスクウェアRPG作品に触れた事がない方も満足度高く楽しめるだろうというところです。

私自身は、初プレー時FF1・FF2はしていなかったのですが、当時とてもストーリーを楽しめました。
先日久しぶりにFFレジェンズをクリアしたのですが、FF1・2プレー後の目線でも見えてくる、別の楽しみ方が出来ました。むしろ、はじめてのFFはレジェンズやってみると面白いかも、とさえ思います。

操作性について

まだまだタブレット端末でゲームをすることに多くの試行錯誤が必要だった時期だからか、正直物足りないところはあります。

個人的には、十字キーのキーパッドが大きすぎて手が届きにくかったりします。

十字キーは左下固定でサイズ1種類。スマホ前提のためか、iPadだと右カーソルがやや遠いです。

ただ、中断セーブやオートバトル機能など、モバイル用のゲームとして欲しくなる機能は揃っていますので、格別不便を感じることなくプレーできると思います。

おわりに

これだけスクウェアRPG作品のネタをふんだんに詰め込み、それでいながら一つの独立したストーリー・バトルシステムとして成り立っているのは、ひとえに開発者の方々の強い思い入れなのだろうと思います。
iOS、Android版でのゲームとなります。時折セールで割安になっています。金額面からすると、セール時期にとりあえず買っておくのでも十分アリと思える値段設定かな、と感じています。

…とはいえ、個人的にはSTEAMやSwitchやPlayStationなど、ゲーム用の媒体に移植してほしいところです。(ぼそっ)

FINAL FANTASY LEGENDS 光と闇の戦士(iOS)

FINAL FANTASY LEGENDS 光と闇の戦士(Android)

ではでは〜。

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