ようこそサガ スカーレットグレイス緋色の野望の世界へ

サガスカーレットグレイス緋色の野望タイトル画像 サガ スカーレットグレイス

どうもこんにちは。柏目です。
本日は私が特に推し推しのゲーム『サガ スカーレットグレイス 緋色の野望』(以降サガスカ)のご紹介をします。

サガスカは、刺激的なバトルを楽しみたい方、気ままな旅をゲームを通して楽しみたい方には特にお勧めのゲームです。各種プラットフォームで売り出され、時折セールもされていて購入しやすいですので、比較的始めやすいのも特徴です。

以降、特に攻略について掘り下げて書いていきます。

本記事でゲームイメージがき、興味を持ってプレーを始める方が一人でも増えましたら幸いです。

どんなゲーム

スクウェア・エニックスから発売されたRPGで、いわゆる”サガシリーズ”最新版コンシューマーゲームとなります(2021年6月7日現在)。2016年にPlayStation Vita にて発売された『サガ スカーレットグレイス』(以降 サガスカ無印版)の機能強化版となります。

複数主人公選択制や技名などのサガらしさも残しつつ、ダンジョン廃止・独特のバトルシステム採用などにより、世界探索やバトルの楽しさに注力できるゲームとなっています。

プラットフォームは、Nintendo Switch のほか PlayStation4, Steam, iOS, Android でも発売されています。時折セールもされ、2020年夏には iOS版, Android版 が80%OFFにもなった事があります。

ダンジョン廃止。移動はフィールドマップのみ
フィールドを移動しているとイベントが発生する
町や村のオブジェの上に移動し「入る」という選択肢を選ぶことはできるが・・・
入った内部のフィールドは存在せず、左側に施設などのメニューが並ぶのみ
バトル画面。下部の情報で行動順のほか敵が使う技も確認できる。

海外での評価は大変高く、RPG Site では “RPGオブザイヤー2019” に選ばれたほどです。

サガスカの魅力についてはこちらの記事 物語は超簡素、ダンジョンなし、街も見た目だけ、ラスボスはポッと出 ─ それでも十二分におもしろいRPGがある などでも書かれています。本作の楽しいポイントも具体的に書かれているので、これから始める方の参考になると思います。

面白い反面、初心者にはとっつきにくく挫折しかねない点もあります。

この記事では、サガスカの始まり部分と初心者向け攻略について書いていきます。ただし、なるべくネタバレ少なめで、特にストーリーの内容は触れないようにします。

New Game〜オープニング開始

本作はNew Gameスタート後、オープニングイベントが始まる前に少々準備があります。まずはオープニングにたどり着くまでの流れをご紹介します。

今回記事のキャプチャはiOS版で撮っています。プラットフォームにより見え方が違うところもありますが、ご容赦ください。

「New Game」を選択すると、まずは過去のクリア歴を聞かれます。

New Gameを選択

クリア歴は正直に答えて始めることをお勧めします。クリア済にする事でイベントが追加されますが、通常は有利不利度合いに大きな差はありません。

初めてなら全て「未クリア」でOK

そして彗星のアンケートが始まります。ちなみに全7問です。

全て回答後、選択結果(個人の好み)から彗星が主人公を推薦してくれます。推薦された主人公にはパラメータ補正がかかっています。

全4人の主人公からお勧め主人公が選び出される。赤文字・青文字は補正値

あくまで推薦ですので、あえて他の主人公を選択する事もできます。

敢えてお勧め以外の主人公を選ぶ事もできる。

推薦されなかった主人公を選択するとパラメータ補正がありません。お勧めに乗っかるも良し、敢えて他の主人公で始めるのもアリです。

続いて主人公のバトルボイスを選ぶ画面に移ります。
バトルボイスは2種類ありますが、イベントボイスは1種類のみです。

バトルボイスは各主人公ともにデフォルトとアレンジの2種類。

ちなみに物語開始後でもボイスは変更できます。
言い方が変わるだけでバトルの雰囲気も変わるので、声優さん本当に凄いです。

オープニング〜フィールド移動開始

オープニングは主人公の開始地点での会話イベントです。

ウルピナ編のオープニング。

オープニングの会話が終わったらフィールドマップに移動します。
ここからプレイヤーの世界探索が始まります。

オープニングイベントが終わったら気になる所に立ち寄ってみよう

町・村などのオブジェの上では、その場所の説明の他、利用できる施設もアイコンで確認できます。

ルーグ村の場合、鍛冶の設備とイベント広場がある。
左のアイコンが鍛冶屋のアイコン、右が広場。

フィールドの特定の領域に近づくことで発生するイベントも存在します。たとえば、ウルピナ編でこの森(下図)に近づくとイベントが発生します。

森に近づくと・・・
イベントが発生

特定のバトルを行うことで新しいイベントが起こることもあります。

あるバトル終了後、突然地面に穴が!?

移動可能な範囲で動き探索すれば、それだけ新たなイベントが起こります。
同じ場所でも別のイベントが起こる事もあり、状況が変わる度に立ち寄る楽しみもあります。

バトルのやり方

サガスカの大きな魅力を占めるバトルについてです。

バトルの流れ

バトルポイントのオブジェの上でタップすると、そのバトルに登場する敵と、バトルに勝利することで得られる素材リストが表示されます。概要を確認し、バトル開始です。

バトルポイント
「バトル」選択時。敵の名前は初出時のみ不明表示される。勝利する事で得られる素材も確認できる

ちなみに、素材は主に武器・防具の鍛冶に利用できます。

バトル画面です。
画面下部の星(BP)の数が1ターン分のパーティーメンバー全体の行動量となります。下図では黄色い星4つが行動量の合計です。この星を出撃したメンバーに割り振って行動させます。

バトル画面
行動量を表す星。BPと呼ばれる

ターンの行動開始前、あらかじめ敵の行動を確認することができます。

特定のボタンを押せば敵の行動を確認できる

顔アイコンの順番で各キャラが行動します。

パーティーメンバーの行動を割り振ったら、STARTボタンを押してターン開始です。

右下のボタン「START」を選択してターン開始
レディー・・・
GO!!!!

予定外の行動

サガスカのバトルシステムの大きな特徴は、敵味方の行動順だけでなく、敵の行動予定の技まで見えていることです。

しかし、予定は予定。予定した行動を取らないケースも存在します。

というのも、攻撃対象や実際のダメージ量は事前にわかりません。
結果、先行キャラの攻撃が後行キャラを戦闘不能にするケースもあります。当然、戦闘不能キャラは行動予定があっても行動できません。

戦闘不能のほか、ターン中に「マヒ」や「スタン」「眠り」状態になって行動できなくなったり、「怒り」状態で予定されたターゲット以外を狙うこともあります。

敵の攻撃前にマヒさせる事で、攻撃を防げる

これらのことは実際にターンの行動が始まって初めて分かることです。

行動予定が把握できる事で予想も膨らみます。その大きな予想が実際に起こる事もあれば覆る事もあるところが魅力の一つです。

連撃・閃き

事前設定外の行動には、「取らない」「変化する」以外にも「追加で行動する」パターンも存在します。

それが、連撃閃き です。

連撃とは、倒す・倒された時に敵側かパーティーメンバー側で挟んだ状態であれば、挟んだ側の該当メンバーが追加で起こす行動となります。発動すると追加のダメージを与える事ができますし、何より非常に爽快な気分を味わえます。狙えそうな時は狙ってみてください。

パーティーメンバーで挟んだ敵を倒したところ。倒した敵の顔アイコンが消滅します。
パーティー側で連なり、追加の怒涛攻撃ラッシュ「連撃」が発動します。

閃きですが、今作では行動の上書きではなく、予定行動に追加して閃いた技を使いします。
また、一度閃いたキャラは、以降その技を使えるようになります。

サガシリーズお馴染みの閃きシステム。ピコーン💡

物語の進め方

本作の物語の進み方は明確に物語の目標を提示されない分、好き勝手に世界探索できて楽しいのですが、一方、次何をすればシナリオが進むのかがわかりにくい側面もあります。

若干のメタ情報によるネタバレになりますが、物語を進める上で意識しておくと良いと思われることを書いておきます。今読まなくても、物語が進んでいる気がしなくて挫折しそうになったなら、挫折する前に読んでみてください。

シナリオの種類

サガスカのシナリオには大別して メインシナリオサブシナリオ の2種類あります。
メインシナリオは攻略することで別のメインシナリオを選択できるようになったりラスボス戦に行き着いたりします。一方、サブシナリオではゲームクリアには結びつきません。

そして、4人の各主人公それぞれに「持ちメインシナリオ」が1つ存在します。
「持ちメインシナリオ」+2つの他メインシナリオを攻略するのが、ざっくりとしたクリアの目安です。(選択した主人公やフラグの状況によって変わります)

また、4つのメインシナリオの名前は、それぞれ「緋のかけら」「シグフレイ」「大地の蛇」「不死鳥」と呼ばれています。これらの名前が出てくるシナリオを攻略していくのがクリアへの目安となります。

ちなみに、本作はマルチエンディングです。
最低でも1主人公に2種類、多い場合は6種類(か、もしかしたらそれ以上)エンディングが存在します。エンディング分岐は主にメインシナリオの選び方とその中での行動や選択によって変わり、何周でも楽しめます。

バトルで手詰まりにならないために

サガスカは独特なバトルシステムを採用して面白い反面、慣れも必要という側面もあります。

慣れる前に挫折しないよう、
ここでは、バトルで有利な状況を作る方法について書いておきます。

何度も戦えるEasyバトルポイントを見つける

サガスカでは事前にバトルの難易度がわかります。この時「Easy」のバトルポイントを見つけておきます。Easy表記のバトルポイントは大抵Normal などの表記があるバトルより戦いやすいです。

バトルポイントによっては1度で消滅するものもありますが、何度でも戦える(復活する)場合もあります。何度も戦えるEasyバトルポイントを時々利用することでバトル慣れをする事もできる他、後述の方法を混ぜる事で物語で必要なバトルも有利に攻略を進めていくことができます。

Easyバトルポイント

各主人公ともに、比較的開始地点近くにEasyのバトルポイントがあります。まずはそこを拠点に何回かバトルを行うのもアリです。探索範囲が広がったら、その地域のEasyバトルポイントを探すのもアリです。

時折出撃メンバーを入れ替える

サガスカにはLPという値が存在します。敵に倒された時(など)に減っていく値で、LP0になると強制的に一定回数バトル参加不能となります。

強制不参加となる回数はキャラによって違いますが、攻略の柱としているキャラが全く使えず、戦闘出撃メンバーを減らして戦うのはなかなかツライです。

サガシリーズおなじみLP。ベアトリスがLP0になったところ。以降、5回はバトルに参加できない。

そして、実は、戦闘出撃外のメンバーは2回戦闘ごとに1LP回復します。

サガスカのバトルは最大5人でメンバーで出撃します。それ以外のキャラはLPが少々減っていても2回戦闘に出ないだけで1LP回復できる計算になります。

Easyバトルポイントであれば、メインで使ってはいないメンバーでも勝利することは比較的容易です。

メインメンバー以外も育成する事でバトルの戦略幅も広がりバトルの楽しみも増えます。是非、色々なキャラを使ってみてください。

技を増やす

サガスカの場合、パーティーの水準が一定量上がると敵も強くなります。
相対的な強さの差が大きく変わらない以上、強い技や状態異常を引き起こさせる技を利用するなどで難関バトルを突破することにります。

ゲーム開始当初はほとんど技を覚えていないませんので、まずは技を閃かせる事をお勧めします。同じ武器である程度行動していればそこそこ技の数も増えていきます。

積極的に鍛冶屋を使う

物語を少し進めると、複数の戦いやすいバトルポイントが見つかってきます。バトル闘勝利後得られる素材を利用し、なるべく早く武器・防具を鍛える事をお勧めします。

理由は2つあります。
こちらのステータスを上げるためと、下取り所の機能を解放するためです。

鍛冶屋について

鍛えるのは鍛冶屋を利用します。武器防具を鍛えることで、威力が上がったり攻撃耐性が上がったりします。また、ある1つの武器防具から複数の種類で派生することがあり、新しい技を覚えるきっかけにもなります。

鍛冶屋にもランク設定があり、沢山鍛えてもらうと鍛冶ランクが上がっていきます。この鍛冶屋ランクは世界共通ですので、一度A町で鍛えたからといってA町の鍛冶屋にずっと頼る必要はありません。

下取り所について

下取り所とは、手持ちの素材や武器防具・アクセサリーを下取り所の用意しているものと交換するシステムです。

サガスカでは武器防具を町の売店から購入することはありません。敵ドロップやイベント報酬として武器防具を入手することはできますが、余程のレアアイテムでもない限りはあまり敵ドロップに期待したくはないところですし、イベント報酬では数が限られます。

結果、所持数が限られがちなのですが、そうすると鍛冶の派生を思い切って試しづらいです。

そこで下取り所の利用です。
下取り所では武器防具等を物々交換をして入手することができ、ある程度は鍛冶のやり直しも可能になります。

余談ですが、サガスカ無印版では存在しなかった機能です。

鍛冶屋と下取り所を踏まえて

下取り所が使えるようになる条件ですが、NewGameからの場合「鍛冶屋のランクが5以上」となります。要は、ある程度リカバリーする機能が用意されているのでどんどん鍛えて戦力増強しようということです。

バトル難度を調整する

キャンプメニューからバトル難度を「弱め」「標準」「強め」の3段階で設定できます。

バトルのダメージ・威力の具合が変わるほか、敵が強くなっていく度合いも変わりますので、バトルがツライと思ったなら変更する事をお勧めします。

おわりに

かなり長い記事となりましたが、ここまで読んで頂きましてありがとうございます。

一人でも多くサガスカを楽しくプレーする方が増えてほしいと願っております。

ではでは。

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